紙とExcelに追われた買掛業務を刷新
約1,200社/14~15万行の突合をトッツゴーで効率化
建築資材の専門商社
#001 北恵株式会社
執行役員 情報システム部長 平田氏
経理部業務課長 泉谷氏
建築資材の専門商社として、全国の工務店・建設会社を支える北恵株式会社様。経理部では、毎月約1,200社・14〜15万行におよぶ仕入明細と請求書の突合を6名体制で行っています。
「突合だけで一日終わってしまう」「請求書処理は仕方のない残業だと思っていた」——。そんな声が上がるほど負担の大きかった買掛業務は、どのように変わったのでしょうか。
今回は、買掛・突合業務のご担当者様と情報システム部門の皆様に、トッツゴー導入の背景と効果を伺いました。
※本事例は2025年11月時点の内容となります。
会社名 | 北恵株式会社 |
|---|---|
所在地 | 大阪市中央区南本町3丁目6番14号 |
設立 | 1959年(昭和34年)12月 |
事業内容 | 住宅資材・住宅設備機器等の販売および施工付販売 |
利用サービス | クラウド受領・明細突合サービス「トッツゴー」 |
北恵様の経理部では、毎月約1,200社の取引先から届く請求書と、14〜15万行にのぼる仕入明細の突合を6名体制で対応していました。単価違い・計上漏れ・仕入未計上などの違算が多く、1行ずつ原因を突き止める必要があるため、時間と集中力を要する業務です。
「請求書が来ない、仕入れが上がっていない、単価が違う…こうした違算を一つひとつ突き合わせていく作業が、担当ごとに大きな負担でした。」
電子保管サービスはすでに導入していましたが、使用していたOCRによる自動読み取りは精度が足りず、「デジタルで照合するのは現実的ではない」「紙でやるしかない」という認識が根強く残っていました。請求書の到着も月末〜月初に集中するため、「待っている間にスキャンして、システムに取り込んでから突合」という運用も難しく、月初の一定期間は「突合だけで一日終わる」ほど、買掛業務が経理部のボトルネックになっていました。
「パンフレットを見た瞬間、“求めていたものがあるじゃないか”と思いました。画面上で明細を突合したい気持ちはずっとあったのですが、開発方法も分からず、手詰まりの状態でした。」
その後、実際の請求書・仕入データを使った「過去帳票トライアル」を実施。経理ご担当者様は、最初は半信半疑だったと言います。
「本当にこんな文字が読み取れるの? というのが正直な気持ちでしたが、思った以上に正確に数字が読めていて驚きました。」
請求書PDFに突合結果のマークが付き、画面上で「印鑑を押している」感覚に近い形で確認できたことも、現場に受け入れられたポイントでした。
導入直後は、スキャン作業や新しい画面操作に慣れず、「手作業の方が早い」と感じる場面もありました。しかし、使い続けるうちに状況は変わっていきます。
「時間のかかる仕入先ほど、トッツゴーでやりたい」と感じる場面が増え、
「今まで一番手間だった仕入先が楽になった」 と現場の声も上がっています。
導入に慣れていくにつれ、現場からは「この仕入先もトッツゴーで試してみたい」という声が自然と上がるようになりました。
とくに、これまで最も時間がかかっていた仕入先で効果を実感したことが後押しとなり、
“困っているところほどトッツゴーでやりたい” という前向きな姿勢が生まれています。
これにより、属人化していた突合作業にも分担が生まれ、業務改善のサイクルが現場主導でまわり始めています。
トッツゴーでは、請求書と仕入データが画面上に並び、自動突合の結果が一覧で表示されます。違算のある明細にはマークが付き、どこを確認すべきかが一目で分かります。
「今までは紙の明細をめくりながら探していましたが、画面上で検索して確認できるので、『手元の紙より探しやすい』と感じています。」
これにより、違算の確認・原因特定にかかる時間が短縮され、月初の処理ペースが安定しやすくなったという効果も見られています。
操作に慣れてきた頃から、現場側からも前向きな声が上がるようになりました。
「本当に時間がかかる仕入先を短縮したいので、自分から『これもトッツゴーでやってみたい』と提案することが増えました。」
最初は「失敗しないように、精度の高い仕入先から」と慎重に始めましたが、今では「一番困っているところをどう短縮できるか」を一緒に検証していくフェーズに入っています。その結果、6名全員がトッツゴーを日常的に使うようになり、特定の担当者に依存していた仕入先も分担できるようになるなど、属人化の緩和にもつながっています。
「突合した結果を新システムにそのまま取り込めるようになれば、そこから先の入力作業も含めて、大きな削減効果が見込めると考えています。」
将来的には基幹システムとのデータ連携を進めることで、突合結果をそのまま支払処理へ反映できる仕組みを目指しています。
さらに、電子保管やインボイス対応とも連動させることで、
請求書の受領 → 突合 → 支払 → 保管までをシームレスにつなぐ “一気通貫の運用” を実現したいと考えています。
経理部と情報システム部の双方が、長期的な業務改善に向けて期待を寄せています。
また、電子保管やインボイス対応とのシームレスな連携により、「請求書の受領〜突合〜支払〜保管」までを一つの流れとして最適化することも目標の一つです。
毎月1,200社・14〜15万行の突合で発生していた属人化・手戻り・残業負荷が軽減
「この仕入先はトッツゴーの方が早い」と感じる場面が増え、現場メンバー全員が継続利用
時間のかかる仕入先ほど効果が大きく、月初の処理ペースが安定
「本当に読み取れるの?」という不安が、デモを見る瞬間に「思ったより正確」「画面の方が探しやすい」に変化
紙よりミスが探しやすく、精査業務のストレスが大きく低減
現場に負荷なくデジタル運用へ移行でき、導入初期から自然に活用が定着
「次の訪問時には改善されている」ほどのスピードで開発が進み、高い安心感を醸成
経理メンバーからも「現場が使えるならどんどん導入しよう」という評価
受領〜突合〜支払〜保管までを見据えた運用の一気通貫化に向け、請求書業務全体のDXへ前進