1件2時間かかっていた突合が数分に。
現場の余白を生んだAI突合

オフィス・ITソリューション商社
#003 株式会社サンエイ

代表取締役社長  武田氏
カストマー支援部 マネージャー 土井氏
カストマー支援部 営業事務課 上川氏

サンエイロゴ

創業79年、地域に根ざしたソリューション提供を続ける株式会社サンエイ様。同社では、長年属人化と手作業に依存していた突合業務を、クラウド受領・明細突合サービス「トッツゴー」を活用して見直しました。仕入先ごとに異なる帳票形式や確認ルールに悩まされ、1件あたり約2時間を要していた突合作業は、「不一致だけを見る」というシンプルな運用により、数分で完了する業務へと変化しています。


本事例では、現場の負担軽減にとどまらず、業務の前工程や考え方そのものを見直すきっかけとなった取り組みの背景と、導入後に生まれた変化を、経営・現場それぞれの視点からご紹介します。

※本事例は2025年12月時点の内容となります。

会社名

株式会社サンエイ

所在地

広島県福山市手城町2丁目1番19号

設立

昭和38年7月9日

事業内容

オフィス関連機器、IT・ネットワークソリューションの提供

利用サービス

クラウド受領・明細突合サービス「トッツゴー」

導入前の課題

  • 突合業務が属人化し、担当者不在で業務が止まる
  • 仕入先ごとに突合方法が異なり、確認作業に時間がかかる
  • 手作業中心で、ミス発生時の原因追跡にも工数を要していた

 導入後の効果

  • 突合にかかる時間を約95%削減(※社内試算値)
  • 人的ミスの削減と、確認作業の精神的負担を軽減
  • 属人化していた業務を「仕組み」として定着
 背景 

変わり続ける事業の裏で、事務業務が抱えていたひずみ

創業79年を迎える株式会社サンエイ様(以下、サンエイ様)は、

文房具販売からオフィス機器、IT、ネットワークへと事業領域を広げてきました。

一方で、事務業務は長年の積み重ねにより複雑化し、「変えたくても変えられない」状態が続いていました。

とりわけ負担が大きかったのが、買掛処理や請求確認の中核を担う突合の作業です。

仕入先ごとに帳票形式や記載ルールが異なり、紙・メール・Webと複数の経路で届く請求書を一つひとつ照らし合わせる必要がありました。

何十行、時には百行を超える明細の中から不一致を探す作業は、常に高い集中力を求められます。

しかも突合の作業中は、電話対応や他業務と並行して行われることも多く、作業を中断しては再開する場面が繰り返されていました。

少しの見落としがミスにつながるため、担当者は常に神経を張り詰めた状態で業務にあたっていたといいます。

こうした業務は次第に「慣れている人がやるしかない仕事」となり、特定の担当者に負荷が集中していきました。

誰かが休めば業務が滞り、ミスが起きれば原因の特定に時間を要する。時間だけでなく、働き方の面でも限界が見え始めていました。

「事業は変わり続けているのに、事務だけが昔のままでいいのか」

この問題意識が、突合作業を起点とした事務業務の見直しへとつながっていきました。

サンエイ上川さんカストマー支援部 営業事務課 上川氏

 導入の決め手 

現場で「続けて使える」運用イメージが描けたこと

業務自動化を検討する中で、AIを活用し突合に特化したサービスとしてトッツゴーを知りました。

最大の決め手は、実務に耐えうる運用のしやすさでした。

カストマー支援部マネージャーの土井氏は、次のように振り返ります。

「一度設定すれば、あとは請求データをアップロードして結果を確認するだけ。

複雑な操作がなく、現場の負担が少ない点が魅力でした」

また、検証初期から実データを使った検証を行い、最適な運用に落とし込むまで伴走するサポート体制も、高く評価されました。

自動化ツールの導入にあたっては、「本当に現場で使いこなせるのか」という不安もありました。

設定が複雑だったり、特定の担当者しか扱えなかったりすれば、かえって属人化が進んでしまう可能性もあります。

その点、トッツゴーは運用イメージが明確でした。

一度設定すれば、日々の作業は「アップロードして結果を見るだけ」。

現場が無理なく受け入れられること、そして運用を続けられることが、最終的な判断を後押ししました。

サンエイ土井さんカストマー支援部 マネージャー 土井氏

 導入プロセス 

できるところから始める、段階的な自動化

サンエイ様では、トッツゴーを起点に、できるところから段階的に自動化を進めています。

  • まずは仕入データと請求書の突合業務を自動化
  • AI×OCRにより請求書の項目を認識し、差異を自動で抽出
  • 担当者は**「不一致の箇所」だけを確認する運用**へ移行

その後、周辺業務とのつながりを整理しながら、関連データの整合性確認やCSV整形、繰越処理などの前工程も効率化

現在は、月初に集中しがちな処理負荷を軽減するため、

月末・月初業務の平準化を見据えた運用の高度化にも取り組んでいます。

一気にすべてを変えるのではなく、

現場に無理のない形で積み上げていくアプローチが、定着と継続につながっています。

 導入後の効果 

「突合に追われない」日常が生まれた

突合時間の削減は、単なる効率化にとどまりませんでした。

「突合が終わらないから残る」「確認が終わるまで帰れない」

といった心理的なプレッシャーが減り、

業務全体の進め方にも余裕が生まれたといいます。

営業事務課の上川氏は、現場の変化をこう振り返ります。

「2時間かかっていた作業が数分で終わる。“一瞬で終わる”体験でした。

突合に追われなくなり、チームの雰囲気も明るくなりました」

また、確認結果がすぐに見えることで判断のスピードも向上しました。

以前は「後で確認しよう」と積み上がっていた作業が、その場で完結する。

こうした小さな変化の積み重ねが、現場のリズムを大きく変えていきました。

 今後の展望 

“使って良い”と感じたものを、地域へ広げる

サンエイ様では、「自分たちが使って良いと思ったものをお客様に薦める」という方針のもと、

社内の常設展示「AIステーション福山」でトッツゴーのデモ環境を公開しています。

「実際に見て触れてもらうことで、“自分たちの業務も変えられる”と実感してほしい」

今後はこの場所を、地域企業が気軽に相談できるDXの拠点として育て、

事務効率化と競争力強化を支援していく構想です。

サンエイ武田さん代表取締役社長  武田氏

業務改善では終わらせない。経営の話としての自動化

武田氏は、今回の取り組みを単なる業務効率化とは捉えていません。

「突合を自動化すると、時間が減るのはもちろんですが、それ以上に“なぜこのやり方を続けてきたのか”を考えるようになります」と語ります。

請求書の形式、データの受け取り方、取引先とのやり取り。突合という入口業務を見直したことで、

これまで当たり前だと思っていた前提が一つずつ問い直されていきました。

「AI突合は業務改善ではなく、経営の話です。10人でやっていた仕事が3人で回るようになったとき、残りの7人をどう活かすのか。

それを考えるのが経営者の役割だと思っています」

空いた時間は、人を減らすためのものではなく、新しい価値を生み出すための余白。

武田氏の言葉からは、突合自動化を“未来への投資”と捉え、次の一歩へ進もうとする強い意思が感じられました。

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