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こんにちは。
ネクスウェイ「トッツゴー推進グループ」です。
卸・商社特有の複雑な買掛業務に向き合い、
株式会社吉田産業様とトッツゴーチームは4年にわたるPoCを実施しました。
現場の実態を丁寧に拾い上げながら仕組みを磨き、年間553時間削減が見込める業務改革を実現。
今回はその歩みをご紹介します。
建設資材を扱う株式会社吉田産業様が、トッツゴーと最初に出会ったのは約4年前(2021年)。
当時のサービス名はまだ hub-match(ハブ・マッチ)。
今のような成熟した製品ではなく、“プロトタイプ”の段階でした。
請求書の電子受領サービス自体は市場に存在していましたが、
同社が求めていたのはその先──
「受け取ったデータを買掛業務にどう生かすか」
という点に踏み込める仕組みでした。
とくに、内訳明細レベルの照合まで踏み込んで改善できるサービスは存在しませんでした。
こうして、吉田産業様・トッツゴーチームの双方が協力しながら進める
長期PoC(概念実証)フェーズ がスタートしました。
初期のデモを見た際、吉田産業様の買掛業務担当者はこう感じたと言います。
「業務フローとはまだ噛み合っていない部分もあり、改善の余地を感じました」
しかしこの段階から、トッツゴー開発チームと吉田産業様の丁寧な対話と検証が始まりました。
吉田産業様とトッツゴーチームは何度も話し合いを繰り返し検証を実施。
現場主導となりながらシステム部門と両者で役割分担をしながら改善が進んだことが特徴的でした。
「こちらの運用に合わせて改善されていくスピード感が印象的でした」
とご担当者様も振り返ります。
そのプロセスを経て、トッツゴーは“試作品”から“現場で使える仕組み”へ。
照合率はついに 89% に到達しました。
グラフ「621時間 → 68時間」
2024年度においては、吉田産業様では約87万行もの伝票を処理していました。
そのうち26%が手作業での照合。
年間 621時間、フルタイム3ヶ月分に相当する作業量です。
トッツゴー導入後は照合率が向上したことで
手作業部分は68時間まで圧縮できる見込みとなり、
結果、年間553時間の削減効果となりました。
担当者様からは、
「周辺作業が減り、トータルで時間削減を実感できました」
という声が挙がっています。
ここでポイントとなったのは、照合作業そのものだけではなく
といった“細かな作業の負荷”が一緒に減ったことです。
並行して請求書の電子受領の件数も増えたこともあり、
前工程の負担が減り、トッツゴーの照合結果確認がしやすくなるなど
業務全体としての流れがスムーズになる副次効果もありました。
さらに、締日の自動表記や取引先コードの自動取得など、
トッツゴー側の改善が加わったことで、日々のストレスが着実に減っていったそうです。
今回の導入で特に印象的だったのは、
事務管理課の皆様が中心となり、社内関係者と連携しながら進められた点です。
「上から決められた仕組みを使うのではなく、自分たちで考えて設計したかった」
とご担当者様は振り返ります。
導入初期は、従来の運用とトッツゴーの二重運用が重なり、負荷が大きい時期もありました。
それでも、現場が課題を丁寧に言語化し、ネクスウェイ側と何度も対話を重ねることで、
少しずつ「自分たちが使える仕組み」へと形作られていきました。
要望に応える形で実装された 締日の自動表記や前工程改善 が動き出したときには、
「もう幸せ!」「これは助かる!」
という声が出るほど、日常の負担感が軽くなったといいます。
トッツゴーは単なる照合ツールではなく、
“現場の経験と運用に寄り添いながら育てていく仕組み” として活用され始めました。
吉田産業様は次のステップとして、
まず社内での安定運用を確立し、その後グループ会社への展開も見据えています。
買掛業務はどの企業にも存在し、課題の共通点が多いため、
仕組みを横展開できるメリットは大きいといいます。
「導入はゴールではなくスタート。事務管理課の武器としてさらに磨いていきたい」
という前向きな意見も頂きました。

ネクスウェイはFAX、郵送、メールなどの通信インフラを35年間に渡って提供。
主に企業間の請求書受領代行から、独自の項目認識AI技術を用いたOCRによるデータ化、自動突合、社内確認、承認、電子保管までをワンストップで行うクラウドサービスです。
情報の流れをつかみ、人がすべきコトを明確にする。これが、業務改善において重要なことです。トッツゴーサポートでは、買掛業務一連の質を高め、事業を加速させたい人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。