設立 | 1982年9月 |
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資本金 | 3.1億円(2021年12月時点) |
主な事業内容 |
段ボール製品の製造・販売 |
ホームページ |
大王パッケージ株式会社は、大王グループの一員として、総合力を強みに段ボール製品の製造・販売事業を展開している。近年では全社的にDXを推進しており、2022年にはその第一歩として、茨城工場で『FNX e-受信FAXサービス』(以下『e-受信』)を導入、受注業務におけるFAXの電子化に成功している。全国13工場へのDX先進事例ともなった同工場での『e-受信』活用方法について、話を聞いた。
ペーパーレス化で作業負担の軽減
受注業務の「見える化」で業務の再現性が向上
業務効率化によって受注担当者の働き方の幅が広がる
導入の背景
大王パッケージでは10年ほど前から、複合機メーカーによるドキュメント管理システムの機能を活用して、FAXの電子化が試みられてきた。
しかし、同システムの機能が茨城工場ではマッチせず、ほとんど利用されていなかったことが『e-受信』導入の背景にある。その理由について、同工場業務課の中村氏は「料金面と機能面、それぞれに使いづらさがあった」と話す。
料金体系はライセンス課金型であったため、予算上、全社での購入ライセンス数に限りがあった。茨城工場では業務課の受注担当者5人に対し、使えるライセンスは3件のみと、活用は現実的ではなかったという。
また、受信FAXの自動振り分け処理の登録上限があり、同工場にとっては少なすぎたのも定着しなかった要因だ。得意先ごとに受注担当者が決まっているため、当初は得意先のアドレスによって各担当者のフォルダへFAX注文書が自動で振り分けられるよう設定したかったという。しかし、実際にはアクティブな得意先を登録するだけで、すぐに登録上限近くとなり、副資材の仕入先や外注先も含めると、登録上限を優に超えてしまう。
自動で振り分けられなかった大量の受信FAXデータは結局手作業でフォルダ分けしなければならず「紙での運用とほとんど手間は変わらなかった」と、中村氏はいう。
結果的に紙ベースでの運用を続けていたが、アナログ作業ならではの手間も少なくない。同工場では1日数百件のFAXを受信しており、当時はその大量のFAXを受注担当者の手で仕分けしていた。その後、各担当者は注文内容を販売管理システムに手入力し、注文書を手書きで編集して「請書」として返信。さらに1日の終わりには、その日に処理したFAX注文書を手作業でPDF化して、日付ごとのフォルダへ格納していた。
「特に大変だったのは仕分け作業。特定のメンバーに仕分け作業がつい偏ってしまいがちなところも含めて、課題感の大きな作業でした」と、実際に受注業務を行う大里氏は振り返る。
こうしたFAX受注業務の課題は本社も認識していたと、総務部IT企画課の小林氏は話す。「DX推進に向け、まずは…
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