本 社 | 東京都港区西新橋1-3-1 西新橋スクエア |
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創 業 | 明治44年(1911年) |
資本金 | 23,729百万円 |
従業員数 | 8,919人(単体1,156人) |
ホームページ | http://www.nissui.co.jp/ |
-EDIシステムを利用しているのはどの部門でしょうか?
弊社が構築しているサプライチェーンの工程にある受注センターです。食品全般の受発注を担当しており、商品としては、冷凍食品(焼きおにぎり、たこ焼き、麺類など)、日配品(ちくわ、かまぼこ、フィッシュソーセージなど)、常温品(缶詰、レトルトなど)、総菜などがあります。EDIの対象となっているのは、幅広いお客さまのうちの約100社の小売企業と約100社の卸売企業などです。
その中で、日配品はリードタイムが一番タイトになります。午後三時ぐらいまでに受注したものは、その日の夕方~夜には出荷しなければなりません。発注の追加などもあり、これらへの迅速な対応が求められます。
-EDIシステムの刷新をした背景を教えてください。
まずはEDIサーバのサポート終了です。ハードウェア、ソフトウェアを保有している上で、この要因は避けることができません。
加えて、EDIを取り巻く環境の変化があります。最近では流通BMSへの対応をお客さまから求められるようにになっています。変革期を迎えていることは理解していますが、変化の速度や規模を予測することは困難なため、どのような状況にも対応できる体制づくりが急務と考えていました。
1.オンプレミス
当初はオンプレミスの方向で検討しました。従来のやり方で運用できるというのが主な理由です。とりわけ、お客さまからの受注はサプライチェーンの最重要ポイントであり、移行に伴うリスクは極力抑えたいと考えていました。しかし、大きな投資が必要になるという事と、環境変化に柔軟な対応がしづらいという課題がありました。
2.クラウドサービスの利用
一方、クラウドサービスではハードウェアやライセンスの購入が不要になる為、初期投資を抑えられるメリットが考えられます。さらに、EDIサーバの運用に関わる体制を維持する必要が無くなるという効果も見込めました。EDIの世界は大きく変わろうとしており、使用する機器も変わりつつあります。しかし、メーカーとしてはお客さまの選択にあわせた対応が必要であり、レガシーの手順や機器を捨てるわけにはいきません。クラウドサービスの利用は、機器の取捨選択が自由にできる点においても、理想的な選択肢でした。
1.運用上の自由度の担保
EDI-Hub Nexには「Service Manager」という高機能の運用画面が用意されています。受注データの集配信状況を画面表示でき、どのお客さまからの注文データがどの段階まで処理されているのかを確認できます。障害が発生した場合でもプロセスを視覚的に確認できますし、詳細ログも取得できます。
ユーザーである私たちにここまでのツールが用意されていたのはEDI-Hub Nexだけでした。他社は「運用は提供ベンダーにお任せください」というスタンスでした。
Service Managerを活用することで、オンプレミスのEDIサーバ利用時と同じレベルの運用が可能となりました。これがなければ、障害の際はベンダーに問い合わせ、問題解決を依頼することになり、状況把握に多くの時間を要してしまいます。リードタイムがタイトでスピードを重視している受注システムでは、このような悠長な対応は許されません。
2.標準的な機能の網羅
お客さまの要求は多種多様です。このようなお客さまの幅広い要求に対応できる機能がEDI-Hub Nexには標準メニューして網羅されていました。特に個別開発を実施することなく導入できる為、コスト削減にもなっています。さらに、今後も必要な機能を必要に応じて活用していくことができると考えています。
3.柔軟な利用コスト
季節変動や繁忙期等でのデータボリュームの変化により、サービスを利用するのに必要なコストが予測しづらくなるのではないか、と想定されましたが、EDI-Hub Nexはデータボリュームに左右されにくい料金体系であった為、将来的なコスト試算を容易に行うことができました。これは他社との比較でも、メリットがあると評価できました。
-インテックとネクスウェイの評価や要望があればお聞かせください。
システムが安定していることを高く評価しています。稼働初期のころはいくつかトラブルもありましたが、すぐに落ち着きました。ここ半年は問合せすることがまったくありません。何もないことが当たり前で、存在を忘れるほど安定しています。インフラはこうでなければいけないと思います。自分たちで運用していたころよりも正確でミスがなくなりました。Web-EDIは手動の部分が多くミスが発生しがちなのですが、まったく無くなっています。要求の多いユーザーで大変だったろうと思われますが、さすがインテックです。流通卸における実績とノウハウが他社とは異なる気がします。
-今後の展開を教えてください。
弊社はグローバル化を進めており、情報システム部門としてこのグローバル化をいかに支援するかが会社から与えられたミッションとなっています。
EDIに関してはアウトソースの選択が正解であったと確信しています。2014年4月からWindows XPのサポートが打ち切られ、2015年7月にはWindows Server 2003のサポートも終了します。これら個々に対応していくことは大変なことです。その点、システムをアウトソースすることで、ハードウェアやソフトウェアの更新が吸収されます。これが所有せず、サービスを利用することの大きなメリットです。これからもIT技術にもビジネス環境にも大きな変化が出てくると予想されます。それらをインテックに吸収していただいて、我々は本業に打ち込みたいと思います。これからもよろしくお願いします。
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