繁忙期こそ要注意!この季節だからこそのFAX配信速度の対策
FAXに求めたい配信速度!
こんにちは。ネクスウェイ営業の須藤です。
秋ですね、そう秋です!スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋と言われ、何をするにも過ごしやすい季節となっております。
私が最近訪問した、青果市場や水産市場では、この季節から年末年始まで大変忙しくなるそうです。企業間取引におけるコミュニケーションツールとしてまだまだ大半を占める、FAX利用も多くなる季節でございます。つまり、回線への負担も多くなり、FAX滞留による遅配などトラブルの増す季節でもあるかと思います。
今回は、現場から伺った事例より、この季節だからこそのFAX配信における配信速度の対策をご紹介します。
FAXの配信速度について
FAX配信における速度は、「1枚あたりの処理速度×回線数」で計算できます。
「1枚あたりの処理速度」は、送信するFAX機(モデム)の性能、受信するFAX機(モデム)の性能、FAX原稿の内容によって変化します。また、FAX機(モデム)の性能については、送信側と受信側を比べてより性能が低いものに合わせられます。したがって、送信側がいくら高性能のFAX機(モデム)を用意しても、受信側のFAX機(モデム)が低性能では、低性能のスペックに依存して低速になってしまうのです。
そのため、送信側が行える対策としては、いかにFAX原稿の内容を簡易化できるか、もしくは回線を多く保有するかとなります。
事例1|水産市場のFAX配信
冒頭にもご紹介した水産市場や青果市場では、業界の性質として、競りで確定した商品の金額を伝える「仕切書」を生産者へ、また「請求書(販売伝票)」を卸先にあたるスーパーなどへ毎日FAX配信しています。仕切書については、速報版と確定版を、1日に2度送ることも多く、朝から午後3時までFAX配信し続けているといったお客様もいらっしゃいます。
FAX配信の配信速度は、取引における重要なファクトであり、季節によってFAX配信量も変動するため、ピークに合わせたFAX回線数で設計しています。そのため、ピーク時に合わせたスペックが、閑散期においては不必要となることも多く、その分の回線基本料が無駄なコストとなっている企業も多く見受けられます。
また、回線が多くなることはモデムの数が増えることにもつながるため、メンテナンスや機器トラブルのもとにもなるというお声をよく聞きます。しかしながら、FAX送信は重要なファクトであるため、多少のコスト増には目をつむるしかないとおっしゃっている企業様もいらっしゃるのが実情です。
事例2|鮮度が命の日配品発注現場での対策
2つ目は、日本生活協同組合連合会様(以下、日生協様)の事例です。
日生協様では、全国の会員生協より受注した内容から、メーカーがその日に生産する目安を伝える「生産支援情報」をFAX配信にて行っています。このFAX情報は、メーカーで生産・配送される乳製品や納豆、惣菜などの日配品の発注には欠かせないものとなっていて、賞味期限の制約から当日発注になるものがほとんどです。
そのため、生産支援情報は毎日14時までに配信する必要があり、30分の遅れでも業務に支障をきたしてしまう重要な情報となっています。以前は、回線の滞留もありFAX配信完了に1時間を要することもあったそうで、大変お困りでした。
この配信先数のレベルになると、回線数の増加だけでは、運用上の負荷などより対応は不可能ということで、一定のサービスレベルを担保できるASPサービスとして弊社の「FNX e-帳票FAXサービス」をご利用いただくことになりました。
食品など日配品を扱う会社・業界にとっては、FAX利用の中でもとくに配信速度が重要なファクトとなることが考えられますね。
インターネットFAXによる解決を!
もし貴社や貴社のエンドクライアントにおいて、事例2のようなお困りごとを抱えていらっしゃり、また自社での対策に限界を感じておりましたら、安定した品質が提供できるASPサービスをご検討ください。
弊社の「FNX e-帳票FAXサービス」では、一定のサービスレベルに準じて回線数の増設を行い、オンプレミスと変わらない品質を提供いたします。自社での対応には、運用面、過剰投資面での限界がございます。安定したFAX配信はお客様への安心にも繋がりますので、ぜひご一考ください。