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見積書を郵送する方法|書き方からマナー・注意点まで解説

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目次[非表示]

  1. 1.見積書を郵送する場面とは?|今も根強い紙文化の理由
  2. 2.郵送前の準備|必要な書類と道具リスト
    1. 2.1.印刷済み見積書(A4サイズ)|印刷設定と最終チェック
    2. 2.2.送付状(添え状)の形式・記載内容のポイント
    3. 2.3.封筒のサイズ・種類・色|長3封筒が基本
    4. 2.4.切手の金額・貼り方|不足リスクと郵便局チェック
    5. 2.5.「見積書在中」の記載方法(スタンプor手書き)
  3. 3.封筒の書き方と封入マナー|「〆」「御中」の使い方まで解説
    1. 3.1.宛名の正しい書き方と敬称(様/御中)の使い分け
    2. 3.2.見積書・送付状の重ね方と三つ折りの順番
    3. 3.3.封の仕方|のり付け・封緘マーク(〆)の正解
  4. 4.ビジネスマナーに沿った送付状(添え状)の書き方
    1. 4.1.送付状とは?役割と必要性
    2. 4.2.基本構成(宛名/挨拶文/主文/結び)
    3. 4.3.すぐ使える送付状テンプレート(コピペOK)
    4. 4.4.よくあるNG例と改善ポイント
  5. 5.郵送でよくあるミスと防止法
  6. 6.見積書を郵送したあとにやるべきこと
    1. 6.1.到着確認の連絡は必要?メール or 電話
    2. 6.2.再送依頼が来た場合の対応方法
    3. 6.3.郵送記録の残し方(送付簿・控え・PDF保存)
  7. 7.PDF送付と郵送のメリット・デメリット比較
  8. 8.まとめ|見積書の郵送は丁寧さと正確さが信頼につながる

見積書を郵送する機会は減ったものの、取引先によっては「紙での提出」が求められることもあります。特に、正式な契約前の見積提出や、公的機関・伝統的な企業との取引では、郵送が信頼の証となることも多いです。

しかし、適切な封筒選びや送付状の作成、切手の貼り方など、郵送には細かなルールがあります。本記事では、見積書を郵送する際の正しい手順やマナーを解説し、ミスを防ぐポイントを詳しく紹介します。

見積書を郵送する場面とは?|今も根強い紙文化の理由

現在でも多くのビジネスシーンにおいて、見積書を紙で郵送する文化は根強く残っています。特に建設業や製造業など、正式な書類提出が重視される業界では、紙の見積書が求められることが一般的です。郵送された見積書は、丁寧さや誠実さの象徴とされることが多く、対面での信頼関係を重視する取引先にとって安心感につながります。

また、メール添付のデータと違い、手元に残る紙書類は管理しやすく、印象にも残りやすいというメリットがあります。そのため、初回の商談や重要な契約に際しては、あえて紙で郵送するという選択がされることも少なくありません。

郵送前の準備|必要な書類と道具リスト

見積書を郵送する際は、ただ印刷して封筒に入れればよいというわけではありません。ビジネスマナーを守り、相手に誠意が伝わるようにするには、事前の準備が重要です。この章では、郵送に必要な書類や封筒、切手、送付状など、用意すべきものをリスト形式でわかりやすく解説します。見積書の信頼性を高める第一歩として、正しい準備を確認していきましょう。

印刷済み見積書(A4サイズ)|印刷設定と最終チェック

見積書は通常A4サイズで出力されます。印刷の際には、フォントやレイアウトが崩れていないか、金額や日付に誤りがないか、そして会社名や担当者名などの情報が最新かつ正確かを入念に確認しましょう。たとえ小さなミスであっても、受け取る相手に不信感を与える原因になりかねません。郵送前の段階で慎重に見直しを行い、信頼につながる対応を心がけましょう。

送付状(添え状)の形式・記載内容のポイント

送付状は見積書とともに送る挨拶文であり、受け取る相手に対する丁寧な印象づくりに欠かせません。宛名には会社名や担当者名を正しく記載し、冒頭での簡潔な挨拶と見積書送付の旨を伝えます。本文では同封書類の内容を明記し、最後に結びの言葉と送り主の署名で締めくくるのが基本です。

封筒のサイズ・種類・色|長3封筒が基本

見積書と送付状はA4サイズで作成されるため、三つ折りで収まる長3封筒(120×235mm)が最も適しています。ビジネス文書の送付には、白や薄いグレーといった落ち着いた色合いの封筒が推奨されており、清潔感や誠実さを印象づける効果があります。

切手の金額・貼り方|不足リスクと郵便局チェック

A4三つ折りの書類2~3枚であれば、84円切手で対応可能ですが、封筒の厚みや添付書類の枚数によって重さが増すと、料金が変動する場合があります。料金不足による返送を避けるためにも、事前に郵便局の窓口で重さを量ってもらい、正確な金額の切手を貼ることが確実です。また、切手は封筒の右上にまっすぐ貼りましょう。

「見積書在中」の記載方法(スタンプor手書き)

封筒の左下に「見積書在中」と明記することで、受け取り側に内容物を明確に伝えることができ、開封時の取り扱いが丁寧になります。市販のスタンプを使用すれば手間もかからず見た目も整いますが、スタンプがない場合は黒ペンで手書きすることも可能です。文字が読みやすく、にじまないペンを使用し、できるだけ整った文字で記載するように心がけましょう。

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封筒の書き方と封入マナー|「〆」「御中」の使い方まで解説

封筒の書き方や書類の封入方法には、意外と知られていないビジネスマナーが多く存在します。特に「御中」「様」の使い分けや、「〆(封緘マーク)」の正しい書き方などは、うっかり間違えてしまうと失礼にあたることも。ここでは、宛名の書き方から差出人の記載、見積書と送付状の重ね方や三つ折りの順番、封の仕方まで、封筒まわりの基本マナーを解説します。送付相手に誠意が伝わる見た目の信頼感を高めましょう。

宛名の正しい書き方と敬称(様/御中)の使い分け

宛名を書く際は、相手が個人か組織かを見極めて適切な敬称を使いましょう。会社名のみに宛てる場合は「御中」を使用しますが、部署や担当者が明確であれば、会社名のあとに部署名を記載し、個人名の下に「様」をつけるのが基本です。たとえば、株式会社○○○○の営業部に所属する山田太郎さん宛であれば、「株式会社○○○○ 営業部 山田太郎様」と書きます。一方、部署や個人名が不明な場合は「株式会社○○○○御中」とし、失礼のないようにしましょう。

(例)株式会社○○○○御中 営業部 山田太郎様

見積書・送付状の重ね方と三つ折りの順番

見積書と送付状を封入する際は、受け取る相手が最初に挨拶文を確認できるように、送付状を一番上、その下に見積書を重ねるのが一般的なマナーです。三つ折りにする際は、下から上に順に折りたたむ「下→上→上」の順番が基本とされており、封筒を開けたときに右側から自然に開けられるよう工夫されています。また、折り目がずれないようにそろえ、紙の端がはみ出さないよう注意することで、よりきちんとした印象を与えることができます。

封の仕方|のり付け・封緘マーク(〆)の正解

封筒の封をする際は、封の部分をしっかりとのり付けし、開封防止の役割を果たすだけでなく、相手への礼儀としても重要です。封をしたあとには、綴じ目に「〆」のマークを入れることで、未開封であることを示すと同時に、文書が正式な書類であるという印象づける効果もあります。また、のりは均一に塗り、しっかりと接着させることが大切です。封の甘さは信頼を損なう原因にもなるため、細部まで丁寧に仕上げましょう。

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ビジネスマナーに沿った送付状(添え状)の書き方

見積書を郵送する際には、送付状(添え状)を同封するのがビジネスマナーです。送付状は単なるあいさつ文ではなく、誰宛に、どのような目的で書類を送るのかを明示し、相手への丁寧な配慮を示す役割を担います。本章では、送付状の基本構成や書き方のポイント、すぐに使えるテンプレート、そしてありがちなNG例とその改善方法までを、実践的に解説します。

送付状とは?役割と必要性

送付状は、同封する書類の目的や内容を簡潔に伝える役割を果たします。特に初対面の取引先や重要な商談においては、丁寧な書面のやりとりが相手の信頼を得る第一歩になります。メールに比べて一手間かかりますが、書類を受け取った相手が内容をすぐに理解できるように配慮することができるため、ビジネスマナーとして欠かせない存在です。

基本構成(宛名/挨拶文/主文/結び)

送付状の基本構成は大きく4つの要素から成り立っています。まず、宛名には会社名や担当者名を正確に記載し、相手に失礼のないようにしましょう。次に、時候の挨拶と日頃の感謝を述べるビジネス挨拶を加えることで、誠実な印象を与えます。

続く主文では、今回の送付目的である見積書の送付に関する旨と件名を簡潔に説明します。最後に、結びの挨拶と差出人の署名を添えることで、形式の整った送付状が完成です。

すぐ使える送付状テンプレート(コピペOK)

株式会社○○○○ 御中

平素より大変お世話になっております。
下記の通り、見積書をお送り申し上げます。
内容をご確認いただき、ご不明点などございましたらご遠慮なくご連絡ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。


株式会社△△△△
営業部 山本太郎
TEL: 00-0000-0000
Email:
yamamoto@example.com

よくあるNG例と改善ポイント

送付状を書く際には、注意すべきNG表現や形式の乱れが見られることがあります。たとえば「送付します。」といったカジュアルな口語表現はビジネス文書にふさわしくなく、「お送り申し上げます」など丁寧で正式な表現に言い換えることが求められます。

また、誤字や脱字が残ったまま送ると、相手に対して不誠実な印象を与えてしまいますので、書き終えたあとに必ず読み返してチェックしましょう。さらに、日付の記載漏れも見落とされがちですが、送付した日付が分からないと書類の有効性や確認がしづらくなります。加えて、社名や担当者名の誤記、署名漏れ、文末の締めくくりの表現が曖昧であることも失礼にあたる場合があるため、送付状全体を通して細部まで見直すことが重要です。

郵送でよくあるミスと防止法

見積書を郵送する際には、いくつかの注意すべきミスが起こりがちです。たとえば、封筒の宛名に記載ミスがあると、相手に届かない可能性があります。また、送付書類に日付や押印が漏れていると、書類としての正式性が欠け、相手に再送を求められるケースも多いです。

加えて、見積金額の誤表記や、社名・担当者名の記載ミスといった内容の不備も信頼を損なう要因になります。こうしたトラブルを防ぐためには、チェックリストを活用し、第三者による確認を行うなど、複数の視点での見直しが有効です。

見積書を郵送したあとにやるべきこと

見積書を郵送したら、それで完了ではありません。郵送後のフォローによって、取引先からの信頼度や案件の進行スピードが大きく左右されることもあります。到着確認の連絡タイミングや再送依頼時の対応、郵送履歴の記録管理など、実務で欠かせないその後の対応を押さえておくことが大切です。この章では、見積書を送ったあとに実践すべきポイントを、わかりやすく整理して解説します。

到着確認の連絡は必要?メール or 電話

重要案件の場合は、1〜2営業日後にメールまたは電話での確認連絡を行うことが望ましいです。「念のための確認」を行うことで、相手に対する配慮や誠意が伝わり、信頼関係の構築に役立ちます。特に納期が迫っている場合や初めての取引先には、到着の確認と併せて内容に問題がなかったかの確認も行うと、ミスや行き違いを未然に防ぐことができます。連絡の手段は、相手の好みに応じてメール・電話を使い分けるとよいでしょう。

再送依頼が来た場合の対応方法

再送依頼があった際は、まずその理由を確認し、未着や内容の相違といった原因を把握することが大切です。その上で、見積書と送付状を再度印刷し、速やかに郵送の手続きを行いましょう。この際、送付状には再送である旨と、相手に対するお詫びの言葉を添えると丁寧です。万が一のために、再送分はPDFや控えとして保存し、送付記録にも記載を残しておくと、後のトラブル防止にもつながります。

郵送記録の残し方(送付簿・控え・PDF保存)

見積書を郵送したあとは、送付した記録を正確に残しておくことが重要です。万が一、相手先から未着や内容不備の問い合わせがあった場合にも、迅速に対応できます。まず、見積書はPDF形式でスキャン保存し、原本との照合ができるようにしてください。次に、送付簿を活用して、送付先や送付日、担当者名、送付内容の概要などを記録しておくとよいでしょう。

これにより、社内での共有や後日の確認がスムーズになり、業務の透明性や信頼性の向上にもつながります。また、封筒の写しや追跡番号のある郵送方法を利用することで、さらに確実な管理が可能です。

PDF送付と郵送のメリット・デメリット比較

見積書の送付方法には「PDFでのメール送付」と「紙での郵送」がありますが、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。それぞれにメリット・デメリットがあり、取引先の文化や案件の重要度によって最適な方法は異なります。この章では、PDF送付と郵送をあらゆる観点から比較し、自社や取引先にとって最適な送付方法を見極めるための判断材料を提供します。

項目

郵送

PDF送付(メール)

信頼感

高い

普通

スピード

遅い

早い

コスト

高い(封筒・切手)

低い

管理しやすさ

手間がかかる

データで一括管理

まとめ|見積書の郵送は丁寧さと正確さが信頼につながる

見積書の郵送は、単なる事務作業ではなく、企業の誠実さや信頼性を相手に伝える重要な手段です。送付前の準備、封筒のマナー、送付状の書き方をしっかり押さえ、相手に好印象を与える丁寧な対応を心がけましょう

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