IPFAXとは?インターネットFAXとの違いを解説
こんにちは。「FNX e-受信FAXサービス」ライターチームです。
以前までは、FAXといえば電話のアナログ回線で送受信を行う通信手段でした。しかし近年では「インターネットFAX」「IPFAX(IP-FAX)」など、デジタル回線を活用するFAXも増えています。
そこで今回は、IP-FAXについてくわしくご紹介します。さまざまなFAXの種類や、これからの通信手段としておすすめのFAXについても解説しますので、ぜひご参考にしてください。
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目次[非表示]
- 1.IP-FAXとは
- 1.1.IP-FAXのメリット
- 1.2.IP-FAXのデメリット
- 2.他のFAXの種類
- 2.1.G3 FAX、スーパーG3 FAX、G4 FAX
- 2.2.PC-FAX
- 2.3.インターネットFAX
- 3.品質・導入のしやすさならインターネットFAXがおすすめ
- 4.まとめ
IP-FAXとは
IP-FAXとは、IP(インターネットの通信プロトコル)を介したデータ通信によって送受信を行うFAXです。
従来のアナログFAXでは、相手の電話番号に宛てて通信を行いました。IP-FAXでは電話番号の代わりに、双方のIPアドレス(インターネット上の住所のような個別宛先)へ向けて送受信を行います。
IP-FAXのメリット
IP-FAXの大きなメリットとして、電話回線のアナログFAXのように、通信費が1件ごとにかからない点があげられます。またアナログFAXより通信速度が速く、複数ページを1度に送信してもすぐ相手に届けることができます。他には、文字つぶれなども多かったアナログFAXと比較すると印刷品質が高い点もメリットといえます。
IP-FAXのデメリット
多くのメリットを備えたIP-FAXですが、デメリットもいくつかあります。
まず、IP-FAXを利用するには、IP-FAXに対応したFAX機器の購入が必要となってしまう点です。また、基本的に無料で送受信するには、送受信する拠点同士で同じメーカーの機器を用意しなければなりません。メーカーが異なるIP-FAX機器間での通信は、動作保証がされていないため控えたほうが無難です。
また、インターネット環境がない状態でIP-FAXを新規導入するには、インターネットの環境を新たに整備する必要が出てきます。
他のFAXの種類
ここまで、IP-FAXと従来のアナログFAXとの違いをおもにご紹介してきました。しかし、FAXは方式によって他にもさまざまな種類に分けることができます。
ここでは、IP-FAX以外の3つのFAXの種類について見ていきます。
- G3 FAX、スーパーG3 FAX、G4 FAX
- PC-FAX
- インターネットFAX
G3 FAX、スーパーG3 FAX、G4 FAX
この3種類はいずれも、従来の電話回線経由で通信を行うFAXの種類です。
このうち、G3 FAXとスーパーG3 FAXはアナログ回線を用いたFAXです。G3 FAXは、A4用紙1枚の送信に約6秒を要します。一方、通信速度の速いスーパーG3 FAXはA4用紙1枚あたりの送信が約3~4秒で済みます。印刷の解像度はG3 FAXもスーパーG3 FAXも、それぞれ200dpiと変わりません。なお、現在運用されているアナログFAXは、ほとんどがスーパーG3 FAXに対応済みです。
G4 FAXは、ISDN回線(デジタル信号を送受信する電話回線)を用いたデジタルFAXです。A4用紙1枚の送信には約3秒を要し、印刷解像度は400dpiと高画質になります。
ただし、G4 FAXで用いられているISDN回線(INSネット(ディジタル通信モード))は、2024年1月に廃止となるため、注意が必要です。
PC-FAX
印刷または手書きの用紙で送信し、受信時も印刷された用紙で受け取る従来のFAXと異なり、パソコンからデータの形で送信できるのがPC-FAXです。
送信時に原稿を紙に印刷しなくて済みますし、受信時もパソコンから直接受信データを確認でき、必ずしも紙出力しなくて良くなります。このため、用紙やインク・トナーなどにかかるコストを削減できます。
インターネットFAX
インターネットFAXは、インターネットにつながったパソコンやタブレット上でデータをやりとりできるFAXです。「クラウドFAX」「ネットFAX」などと呼ばれることもあり、FAX機器からパソコンへ、パソコンからFAX機器への送受信が可能です。
具体的には、FAX機器から文書を送信すると、文書がデータ化されてネットワーク経由で送られ、相手方のパソコンで受信できる仕組みとなっています。また、送信時にもパソコンからデータを送信すると、相手側のFAX機器に出力されます。
在宅勤務や外出先でも使える利便性や従来のFAXに比べて初期費用の削減につながる、社内管理工数が削減できるなどのメリットもあります。また、受信したデータは必ずしも紙出力する必要がなく、印刷するかどうかは受信者が決められます。
品質・導入のしやすさならインターネットFAXがおすすめ
IP-FAXのメリットとして、従来の電話FAXと異なり都度通信料がかからない点をご紹介しました。
しかし、IP-FAXとインターネットFAXには通信費以外のコスト面で大きな違いがあります。IP-FAXを新規導入する際には、IP-FAXに対応するFAX機器を購入しなければなりません。IP-FAXの導入時にかかる初期コストは、1拠点あたり数十万~数百万円かかるともいわれています。
仮に社内の各拠点にIP-FAXを導入するとなれば、全事業所でIP-FAX対応機器の導入が必要となります。もし通信費が無料となっても、その導入コストを回収できるまで長い期間がかかるでしょう。
現在では多くの企業が光回線によるインターネットを業務に活用し、電話もIP電話に切り替えているかと思います。しかし、FAXだけはコストの面でIP-FAXに切り替えられず、まだ従来のままというケースも少なくないでしょう。
IP-FAXへの切り替えは困難だとしても、インターネットFAXなら導入のハードルを下げられます。
インターネットFAXには、専用機器の購入が不要でFAXをデジタル化できるサービスがあるためです。ネクスウェイの「FNX e-受信FAXサービス」もその1つ。専用のアダプタを設置するだけで工事の必要がなく、現在のFAX番号をそのまま使うことが可能です。
まとめ
インターネットで送受信できる通信費無料のデジタルFAXといえば、IP-FAXを連想する方も多いと思います。「FAX料金が無料になっても、新規導入にお金がかかりすぎる」と、FAXからIP-FAXへの切り替えに踏み切れなかった企業もあるのではないでしょうか。
インターネットFAXなら、より低コストの初期費で切り替えることができます。
ネクスウェイの「FNX e-受信FAXサービス」 はそれに加え、今お使いのFAX番号でそのままFAXのデジタル化が可能。FAX用紙やインクにかかるコストが削減でき、リモートワーク時のFAX業務にも早期に対応できます。
FAXにかかるコストや、働き方改革にともなうFAX業務の処遇にお困りであれば、ぜひ「FNX e-受信FAXサービス」の導入をご検討ください。
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